不労所得マニュアル!貧乏でも可能!【不労所得】の作り方

小泉首相と不労所得

規制を撤廃し、あらゆる経済活動をマーケット・メカニズムの調整に委ねることが経済効率の向
上とダイナミズムをもたらすという「新自由主義」思想から生まれた。
政府の介入や社会からの善意を頼りにするのではなく、個々人が自己責任に基づいて競争する
社会こそが健全なものであり、そうした自由な社会こそが人々を幸福にし、経済を発展させるの
だという新自由主義の考え方は、折しも起きた冷戦の終結、ソ連の崩壊によって、その正しさが
証明されたという印象を大多数の人々に与えた。

 

だからこそ不労所得とう働かないで儲ける方法が重要な意味を持つ。

 

アメリカの歴史学者フランシス・フクャマは、この事態を「歴史の終わり」と呼び、共産主義イ
デオロギーに対する自由主義イデオロギーの優位性が確立されたと主張した。新自由主義者たち
はその思想的優位性に確信を持って、「構造改革」の実行に弾みをつけていった。
当然のことながら、新自由主義思想は日本にも入ってきた。一九八○年代後半に激化した日米
通商摩擦において、アメリカ政府は日本が閉鎖的であり、もっと市場を開放するための構造改革
が必要だとして、「改革」の早急な実施を要求した。

 

こういったアメリカからの政治的圧力は新自由主義思想の日本社会への浸透を加速させた。そ
れが日本で市民権を得たのが、いわゆる「小泉構造改革」であった。

 

小泉改革と不労所得

 

就いた小泉純一郎氏の政権は驚異的な支持率を誇った。
このような大きな歴史の流れの中、本書の筆者である私自身は、まさにこの「構造改革」の急先
鋒たる一人だった。このことは、今さら読者には述べるまでもないことかもしれない。
あとで詳しく述べるつもりだが、細川内閣、そして小渕内閣において、筆者は規制緩和や市場
開放などを積極的に主張しゞ当時の政府与党の政策の枠組みを作る手伝いをした。中でも、小渕
内閣で筆者も参加した「経済戦略会議」の諸提言のいくつかが、のちの小泉構造改革にそのまま盛
うぬぼり込まれている。

 

不労所得はありえない。

 

そのことは筆者の自惚れではなく、小泉政権の中枢にあった竹中平蔵氏もしば
しば言及されている事実である。つまり、私は間接的な形ではあっても、いわゆる小泉構造改革
の「片棒を担いだ男」の一人であるのだ。

 

不労所得