不労所得マニュアル!貧乏でも可能!【不労所得】の作り方

不労所得と日本経済

グローバル資本主義は、世界経済活性化の切り札であると同時に、世界経済の不安定化、所得
や富の格差拡大、地球環境破壊など、人間社会にさまざまな「負の効果」をもたらす主犯人でもあ
る。そして、グローバル資本が「自由」を獲得すればするほど、この傾向は助長される。
二一世紀世界は、グローバル資本という「モンスター」にもっと大きな自由を与えるべきか、そ
れともその行動に一定の歯止めをかけるべきなのか。
当然のことながら、新自由主義勢力はより大きな「自由」を求める。グローバル資本が自らを増
殖させるための最大の栄養源だからである。しかし、さらなる「自由」を手にしたものは、まさに
その「自由」によって身を滅ぼす。結局のところ、規律によって制御されない「自由」の拡大は、
本主義そのものを自壊させることになるだろう。
ふうび一時、日本を風扉した「改革なくして成長なし」というスローガンは、財政投融資制度にくさび
しかし、もっと本質的な問題がある。グローバル資本主義の本質とは何かという問題である。
それを明確に理解しない限り、我々は将来、何度でも今回と同じ間違いをしでかすに違いないか
要になるだろうらである。

 

もちろん、そのほかにも本書の完成に尽力してくださった方はたくさんいて、とても名前を挙
げきれない。筆者がこの歳になって経済学以外の歴史、宗教、文化、哲学など、「知の世界」に大
いなる興味を持って入り込むことができるようになった直接のきっかけは、筆者が「塾頭」を務め
る多摩大学「側歳代CEO育成講座」であった。この講座は、将来の企業幹部が、日本人トップ
としてグローバルな場で活躍するためには、単なるビジネス上のスキルを超えた歴史観、世界観、
人間観を身につけて行く必要があるとの信念から始めた、いわば、「私塾」である。

 

働かずしてあり得ない

 

知の格闘技」を通じて得られたであろう切硅琢磨の成果の数々が、未熟ながら本書の隅々に凝
縮され、立ち現われているのではないかとひそかに期待している。

 

 

その意味で、同講座を七年間にわたり、一緒に進めてきた仲間である吹野博志、米倉誠一郎、
小川尚登、岐部一誠、滝澤弘和、乾文子、中村真理氏をはじめ、多くの関係者にはお礼の言葉も

 

ない。また、同講座に講師として全面的にご協力をいただいてきたそれぞれの分野で道を究め
られた先生方、特に、野中郁次郎、松岡正剛、山内昌之、中西輝政、安田喜憲、渡辺利夫、三
枝匡、川勝平太、岩井克人、北川正恭、中川健一、野田智義、故・河合隼雄、楠木建、小室直樹、
伊東俊太郎、岡崎久彦、山折哲雄、山崎正和、猪木武徳、佐藤優、吉田敦彦、小川和久、藤本隆
弘、橋本大三郎、大楠泰治、末吉竹二郎、呉善花の諸先生方(順不同)には心から感謝申し上げた
い。

 

不労所得